ユネスコ無形文化遺産にも認定された「和食」は、日本人の伝統的な食文化です。
和食の「和」は、人と人の「和」にもつながります。感謝の気持ちを伝え、おふたりとご両家、お世話になった方々との「和」をつなぐ場にふさわしい料理です。
そんな「和食」のエッセンスを取り入れた「フランス会席」は京都東急ホテルの一番の人気メニュー。お箸でも気軽にいただけるメニューは、老若男女問わずに受け入れられる“ハレ”の日にふさわしい、華やかなおもてなしのお料理です。
そんなお料理をさらに引き立てるのは、京都で育まれたこだわりの食材や素材たち。京都の四季の流れに沿い、季節、季節で一番美味しくなる旬の食材を選んで、おふたりの特別な日に彩りを添える、とっておきのコースに創り上げていきます。
鳴き砂と美しい砂浜の「琴引浜」で知られる丹後半島。その沖合いで得られる、透明度の高い美しい海水とホンダワラ(海藻)を用い、海藻に溶け込んだ天然のミネラルを豊富に含んだ、繊細な味わいの塩を婚礼料理のお魚メニューに使用。魚本来の旨味を引き立てます。
創業850年。宇治橋の東詰に店を構える、日本最古の老舗「通圓茶屋」の有機抹茶をスイーツやグラニテなどに使用。京都で古くから愛されてきた、味わい深い濃い味の抹茶です。
150年前に創業、伊勢神宮にもゆかりのあるお酢屋「斎造酢」。こちらで作られる「花菱酢」は京都の料亭や寿司屋などで主に用いられる、京都で育まれ磨かれたお酢です。
この花菱酢に、徳島県上勝町特産の柚子、すだち、ユコウなどの柑橘を用い、地元の農協で丁寧に生産されているのが「花菱のポン酢」。こちらも婚礼料理に登場いたします。
京都の水でとっただしが美味しいとよく耳にいたします。それは京都の地下には鴨川水系の上質な天然水があるからです。またこの天然水は軟水でお茶やお料理をまろやかにすると言われ、京料理のだしには欠かせない存在です。軟水とはカルシウムやマグネシウムの金属イオン含有量 が少ない水のことで、水の硬度が低いほど調理の際に灰汁が出にくいのが特徴です。京都東急ホテルでは、地下80mから汲み上げた安全で美味しい地下天然水を丁寧に濾過。このお水を用い、日々シェフが腕を振るっています。
日本の柚子発祥の地である「水尾」はかつて「水の尾」とも「水雄」とも書かれ、「きれいな水が湧くところ」という意味を持つ山紫水明の地。花園天皇がこの地に植えたとされる水尾の柚子は、寒冷の地で育つため、香り高くいにしえより都の人々に珍重されており、現在でも高級食材として定着しています。京都東急ホテルでは、この水尾の柚子を丁寧にひとつひとつ手作業で皮を剥き、種を取り除いてシェフが手作りする、手間ひまかけた一品。ぜひ京都牛とともに味わっていただきたいソースです。